電気系エンジニア

以前は広島市内にある大手百貨店の外商として働いていたT.K.さん。
ある時「このままずっとこの仕事を続けていっていいのだろうか?」と感じるようになり、実家のある三原市に帰ることを考え始めた時に、この会社と出会い、それまで経験のない電気技師としての道を歩み始めました。
家族も賛成してくれたそうで、電気エンジニアとして17年のキャリアとなりました。

「おい、電気屋!」と呼ばれることへの誇り

まったく新しい業界でしたから、それまで電気工事というのは大手ゼネコンの下請けという印象でした。
実際、現場に行くと「おい、電気や!」って呼ばれていましたから、最初は完全に見下されていたようにも感じていました。
会社の支援もあって「第一種電気工事士」、「一級施工管理技術士」の資格も取り、徐々に現場での仕事も慣れ、工事全体のことが分かるようになってから、見方が変わりました。電気がなければ現場は何も動かないということに気がついたんです。今のデジタル社会も同じですよね。それと、代わりがないんですよ、電気には。水道の水はペットボトルがあり、ガスにもコンロという代用品があります。でも、電気には代わりがないんですね。ですから、電気屋がしっかりとしてた工事をしておかないと現場は予定通りに動かないんです。
ひとつの現場仕事はだいたい半年くらいかかりますが、終わった時の達成感は、以前の仕事では感じられなかったものがあります。